「環境保護に大きく貢献!」日本大学工学部へのNMRパイプテクター®-NMRPT-導入事例

イメージ画像 by Wes Hicks on Unsplash

はじめに

前回は、日本の法律を修める学校として誕生した日本大学について簡単にご紹介させて頂きました。
第2回では、日本大学工学部でNMRパイプテクター®が導入されるまでの背景と、導入によってどれほどの防錆効果があったのかについて具体的にお話しします。

 

日本大学工学部の給水管事情

日本大学は全国にたくさんのキャンパスを持ちますが、NMRパイプテクター®が導入されたのは、福島県郡山市にある工学部のキャンパスです。
工学部のいくつかの研究棟の給水管では赤錆による劣化が著しく、水の使用量が減って配管内部で水が停滞しがちな休日やその翌日などは蛇口をひねると赤水が出てしまうような状況でした。
研究棟はそれぞれ1970年代に建築され、NMRパイプテクター®が導入されたのは2001年ですから、その時点で配管寿命をとうに過ぎていたことが察せられます

 

時間もお金もかかる配管更新工事

赤錆対策として、配管更新工事(配管を取り換える工事)も候補として挙がりましたが、配管更新工事は膨大な費用を必要とし、施設運営も長期間停止しなければならないという事情から、その代替となる対処法が検討されました。
そこで、NMRパイプテクター®に白羽の矢が立ったのです。
なぜNMRパイプテクター®が選ばれたのか、その理由をいくつかご紹介します。

 

NMRパイプテクター®-NMRPT-の優れた点

NMRパイプテクター®の特徴はなんと言ってもその優れたコストパフォーマンスです。
例えば通常のマンションの給水管であれば、配管更新の5分の1から10分の1の費用でNMRパイプテクター®を導入する事ができます。

また設置工事が非常に小規模で済む事も魅力のひとつでしょう。
配管の外側に装置を設置するだけで済み、大規模な設置工事を必要としません。
また、設置工事中の断水の必要もありません。

そういった優れた点が評価され、日本大学工学部ではNMRパイプテクター®の導入が進められました。

 

日本大学物質化学工学科の平山和雄教授による公平な検証の実施

ところで、日本大学の高松事務局長(当時)も「最初は防錆効果について半信半疑だった」と話している通り、誰もが気になるのはその防錆性能です。
NMRパイプテクター®導入に際し、その前後で日本大学物質化学工学科の平山和雄教授(当時)による水質検査が行われました。

 

水質検査の結果

設置後1ヶ月後に行われた検査の結果はまさにNMRパイプテクター®の優れた性能を証明するものでした。
NMRパイプテクター®の設置によって水中鉄分値はなんと設置前の1/10以下の値(設置前7.8mg/ℓ→設置後0.1mg/ ℓ)にまで低下したのです。
もともとは水道法水質基準値(0.3mg/ℓ)を超過するほどの鉄分値で、非常に深刻な状況でしたが、その基準値を大幅に下回り、見事衛生的に申し分ない水質まで回復しました。
その改善をたった1ヶ月という短い期間で実現したこともまた、驚くべき点です。
この結果を受け、日本大学では、学内の他の施設にもNMRパイプテクター®の導入を検討しています。

 


NMRパイプテクター®はこのように防錆性能に非常に優れた装置ですが、環境への配慮も行き届いています。
次回はその点を詳しくご紹介していきます。