はじめに
NMRパイプテクター®がスコットランド王立銀行(RBS)に設置された事例をご紹介する連載第2回目です。
前回はスコットランド王立銀行(RBS)についてお話しさせて頂きました。
スコットランド王立銀行(RBS)はイギリスを代表するメガバンクです。
気になる方はぜひ連載第1回をお読みくださいね!
『スコットランド王立銀行(RBS)への導入事例-連載第1回-』
それでは早速、スコットランド王立銀行(RBS)にNMRパイプテクター®の導入が決まった背景をご紹介いたします。
NMRパイプテクター®導入の背景
買収や吸収・合併により英国を代表する銀行となったスコットランド王立銀行ですが、すべてが順調であったわけではありません。
拡大路線であったために、リーマンショックを引き起こした2000年代後半の世界的金融危機において経営難に陥りました。
その際に多額の公的資金を注入し、株式の多くを英国政府が保有することになります。
不良債権の整理や経費削減はもちろんのこと、支店の統廃合、リストラなど多くの難しい選択を迫られました。
経営難によって54の支店も閉鎖しており、とても厳しい経営状況でした。
一方で注目したいのが、環境を重視する経営方針です。
英国を代表する金融機関の1つとして数多くのビルを保有していますが、そのメンテナンスにおいても環境を重視する経営方針が適用となったのです。
具体的には環境破壊につながる薬剤の使用を可能な限り減らし、世界初の薬剤フリーメンテナンスの実現を打ち出しました。
そこで浮上したのが、長年に亘って赤錆の問題を抱えていたロンドン市内の第250支店です。
第250支店へのNMRパイプテクター®導入
第250支店は、ロンドン市内の北東エリア・ビショップゲートのリバプール・ストリート駅近くにあります。
ビショップゲートは英国の歴史を感じさせる重厚な建造物と近代的なビルが混在し、その一方でファッションやアートなどの流行発信地としても注目が集まるエリアです。
そんなエリアに立地する第250支店はダークグレーのモダンスタイリッシュな外観をしていますが、建築から18年が経過しており、空調温水配管に赤錆発生の問題を抱えていました。
スコットランド王立銀行では赤錆の対策として防錆剤を使用しており、NMRパイプテクター®導入までは第250支店でも同様の対処をしていました。
しかし防錆剤はコスト負担が大きく、また環境への配慮から2018年3月に第250支店の空調温水の配管にNMRパイプテクター®を設置することになりました。
この時点ですでに配管内を流れる温水中には赤錆が溶けており、水が茶色く濁っているような状態でした。
以上、英国を代表するメガバンク、スコットランド王立銀行(RBS)がNMRパイプテクター®の導入を決めた背景についてご紹介させて頂きました。
次回は、RBSに導入されたNMRパイプテクター®の活躍ぶりについてお話致します!
引き続きお楽しみください。