築39年のマンションへの導入でも効果を発揮!パレス鶴見におけるNMRパイプテクター-NMRPT-導入事例

『マンション管理新聞(2020/06/25)』

はじめに

前回はパレス鶴見の住民が管理組合を立て直し、給水管劣化対策に乗り出すまでの話をご紹介しました。
今回はNMRパイプテクター®導入に至るまでの経緯についてお話します。

 

配管更新は金銭的に難しい

給水管劣化対策として、新しい管理会社からはステンレス管での配管更新の提案がありました。
配管更新(古い配管を新しいものに取り換える工事)は、給水管劣化対策の根本的な解決策で、ステンレス管なら錆にも強いためニーズに合っています。
しかし、配管更新は大規模な工事と多額の費用が必要ですし、さらにステンレス管は一般的な給水管よりもコストが高くなります。
外壁補修工事の際の借入金の返済などもあり、配管更新のために十分な資金を工面する事が管理組合にとっては難しい状況でした。

 

NMRパイプテクター®-NMRPT-を検討

金谷理事長は何とか打開策を見つけようとリサーチをした結果、配管内赤錆防止・更生装置「NMRパイプテクター®」と出会います。
NMRパイプテクター®の設置に必要な費用は、一般的なマンションの給水配管の配管更新に比べると、その5分の1~10分の1ほどです。
病院での赤錆防止効果の実績もきき「(パレス鶴見での導入が)うまくいけばすごいことになる」と金谷理事長は感じました。

 

豊富な導入実績があるNMRパイプテクター®-NMRPT-

日本システム企画株式会社が独自に開発したNMR工法のNMRパイプテクター®は、外部電源や薬剤を使用せず、配管内の赤錆を黒錆に変化させることで配管内を強化します。

NMRパイプテクター®は、国内外でマンションをはじめ病院、介護施設、商業施設など4,200以上の豊富な導入実績があります(2020年3月現在)。
イギリスの大英博物館やバッキンガム宮殿にも導入されており、その防錆効果が世界的にも厚く信頼されていることが窺い知れます。

イノベーションズアイとフジサンケイビジネスアイが主催する『革新ビジネスアワード2019』のビジネス部門優秀賞の獲得や、米国製造技術誌である『マニュファクチャリング・テクノロジー・インサイト』の2020年防錆技術世界トップ10への選出など受賞歴も多いです。

 

防錆効果保証が導入を後押し

豊富な導入実績や受賞歴を誇るNMRパイプテクター®ですが、とはいえパレス鶴見の場合は資金面に余裕がなく、慎重に進めたいところでした。
そこで、パレス鶴見の管理組合は「設置して効果がなかったら返金してほしい」と交渉を行い、契約書の中に効果保証の旨を明記しました。
そしてこの保証が後押しとなり管理組合総会でNMRパイプテクター®の導入が承認されました。


今回は、パレス鶴見でNMRパイプテクター®が導入されるまでの経緯についてお話しました。
次回も引き続きお楽しみください。