はじめに
エレベーターの導入を実現した「コスモ梶が谷ル・セーヌ」をご紹介する連載第2回目です。
前回はNMRパイプテクター®のご紹介と、NMRパイプテクター®の三つのメリットのうちの一つである「赤サビ化の黒サビ化」についてお話しさせて頂きました。
NMRパイプテクター®は、配管の赤サビを、体積が小さくかつ配管を保護する性質をもつ黒サビに変化させ、配管自体を強化しながら数々の赤サビ問題を解決する事が可能な画期的な商品です。
気になる方は是非、連載第1回をお読みくださいね。
『マンションの資産価値向上に貢献!「NMRパイプテクター®」-連載・第1回-』
それでは早速、残りのメリットについてのお話と、エレベーターの導入を実現した「コスモ梶が谷ル・セーヌ」についてご紹介致します。
NMRパイプテクター®のメリット-工事の時に断水の必要無し-
二つ目のメリットは、取付工事の際、断水の必要がないことです。
通常配管更新の際には必要になってくるのがこの断水ですが、しかしNMRパイプテクター®であれば必要ありません。
導入先がマンションや団地等の住居である場合、住民の方が断水中は仮設トイレに並ぶ必要がありますが、その煩わしい思いをNMRパイプテクター®はさせずに済みます。
さらに、商業施設や病院などの施設では、断水による施設の運休は不可避であり、大きな損失になります。
それらを回避する事は、大きな利益となるでしょう。
NMRパイプテクター®のメリット-大幅なコストの削減-
三つ目は、配管更生工事(赤サビ対策として配管の内側を特別な塗料で保護する工事)や配管更新(配管を取替える事)をするよりも費用面で断然お得だということです。
一般的に配管更新をする場合は、マンション1戸あたり60~100万円程度の費用がかかります。
NMRパイプテクター®の導入費用は配管更新の1/5~1/10すなわち、80~90%程度のコスト削減ができます!
またNMRパイプテクター®は、消耗する部品や薬剤などの使用がないため、ランニングコストがかかりません。
製品自体のメンテナンス作業も必要ないため、保守管理にかかる様々なお金や負担を削減することにも繋がります。
配管寿命を建物寿命まで延命させ、その間メンテナンス費用やランニングコストが一切かからないことは、お客様にとって大きな利益になります。
このように、配管更新費用や給水管の保守管理のためのコストを削減することで、予算を余らせることができます。
例えばマンションであれば、給水管用の積立金の余剰分を利用して、建物の資産価値の向上に充てることができます。
外壁塗装や屋上防水に活用したり、「コスモ梶が谷ル・セーヌ」のようにエレベーターを新設する事も可能です。
コストの削減でエレベーターの新設が可能となった「コスモ梶が谷ル・セーヌ」
神奈川県川崎市高津区にある「コスモ梶が谷ル・セーヌ」は、配管の赤さび問題に頭を抱えていたマンションの一つでした。
管理組合建築専門委員長であった板谷氏に導入前のお話をお聞きしますと、当時の資金計画では給水管の更生工事を実施すると修繕積立金がゼロになる状況」だったそうです。
同マンションは今年で築31年を迎える7階建て72戸の建物で、斜面に建設されています。そのため玄関へは急勾配の階段が設置されていました。
また自転車置き場は玄関周辺に設置されており、自転車も階段を使って上がらなければなりませんでした。
その階段の上り下りのきつさから、入居当初よりエレベーターの設置要望が高かったそうです。
同マンションの長村理事長(当時の建築専門委員)は施設におけるNMRパイプテクター®の導入についてこう述べています。
「NMRパイプテクター®を早めに導入すれば、給水管の更生工事の時期を大幅に延長でき、長期修繕計画が改善され、資金的にも余裕が生まれる。」
実際に同マンションではNMRパイプテクター®の導入によって資金的な余裕が生まれ、NMRパイプテクター®導入と同時に住民の要望が多かったエレベーターの新設を検討に入れたとのことです。
資金的に充分可能と判断され、臨時総会にNMRパイプテクター®の設置とエレベーター新設の議案をセットでかけることができ、承認されたのです。
次回は「コスモ梶が谷ル・セーヌ」にNMRパイプテクター®を導入したあとの成果についてご紹介いたします。
引き続きどうぞお楽しみください。