英国の名門大学クライスツ・カレッジ(ケンブリッジ大学)での導入事例 NMRパイプテクター®-NMRPT-

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はじめに

NMRパイプテクター®は国内にとどまらず海外でも導入実績が豊富ですが、今回はイギリスのケンブリッジにある名門大学、ケンブリッジ大学クライスツ・カレッジに導入された事例をご紹介いたします。

クライスツ・カレッジのトッド棟では空調温水配管に耐用年数が10~20年といわれるSGP管が用いられていましたが、その対応年数を超過し、赤錆問題にひどく悩まされていたところにNMRパイプテクター®が導入されました。

 

ケンブリッジ大学クライスツ・カレッジの前身

クライスツ・カレッジはイギリスのケンブリッジ大学のカレッジの一つです。
クライスツ・カレッジの歴史を簡単に振り返っていきましょう。

クライスツ・カレッジの前身はゴッズ・ハウス(神の家)と呼ばれた神学校です。
ゴッズ・ハウスは1437年に文法学を修める学校として設立され、1446年にヘンリー六世よりロイヤルライセンスを受けました。
それからまもなくゴッズ・ハウス(神の家)はヘンリー六世の政策のもと移動を命じられ、1448年に現在のクライスツ・カレッジがある場所に移りました。

 

クライスツ・カレッジの誕生

移設から数年後、ヘンリー六世の義兄妹であるマーガレット候爵夫人は、司祭からの勧めもあり、ゴッズ・ハウス(神の家)の拡張に着手します。
そして1505年にゴッズ・ハウス(神の家)はクライスツ・カレッジとして再スタートを切りました。

それから1世紀がたち、17世紀に入ると生徒の数は急増します。
そのため大学の更なる拡張が必要となり、現在ではファースト・コートと呼ばれている設立当時のエリアの周辺にいくつか新しい建物が建設されました。
今日のお金の価値で約500万ポンド(約7億円)にも及ぶ大事業でした。

さらに20世紀後半には、サード・コート、ニュー・コートと呼ばれるエリアの拡充や、ノーベル賞を受賞した教授に因んで建てられたトッド棟の建設など、再び拡張が行われ現在に至ります。

 

クライスツ・カレッジの卒業生

もともとは伝統的なキリスト教信仰と自然科学の両立を目指し、それを教育方針としていたクライスツ・カレッジでしたが、進化論の提唱者であり『種の起源』の著者であるチャールズ・ダーウィンによってその校風も大きく変わります。

 

クライスツ・カレッジは現在までに非常に優れた自然科学の研究者を多数排出しており、ノーベル化学賞の受賞者であるアレクサンダー・トッドやノーベル生理学・医学賞を受賞したマーティン・エヴァンズなどとも縁の深い大学です。
NMRパイプテクター®が導入された建物であるトッド棟はアレクサンダー・トッドに因んで建てられた建物でした。