英国の名門大学クライスツ・カレッジ(ケンブリッジ大学)での導入事例 NMRパイプテクター®-NMRPT-

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はじめに

前回はクライスツ・カレッジが直面していた深刻な赤錆問題とNMRパイプテクター®の仕組みについて詳しくご紹介しました。
連載最終回では、NMRパイプテクター®が実際にどれほどの防錆効果をあげたのか、測定された数値をもとに見ていきたいと思います。

 

NMRパイプテクター®-NMRPT-設置による防錆効果

2013年、クライスツ・カレッジのトッド棟の空調温水配管にNMRパイプテクター®が導入されました。

設置前、配管を流れる循環水の赤錆の溶出による水中鉄分値は43.8mg/ℓと非常に高い値を示していました。
しかしNMRパイプテクター®設置からわずか3週間後の検査では、半分以下の18.0mg/ℓまで鉄分値は減少していました。
さらに設置から約1年後の追跡検査では、同じ温水中の鉄分値は0.5mg/ℓまで減少しており、設置前のおよそ1/100まで鉄分値を減少させることに成功しました。

NMRパイプテクター®の設置によって、空調配管内循環水の赤錆溶出による鉄分値は0.5mg/ℓまで減少しましたが、これは赤錆の腐食が止まり黒錆化が進んだ事を示す値としては十分な数値です。
比較のために例を挙げますと日本冷凍空調工業会の定める水質基準値は鉄分1.0mg/ℓです。
トッド棟の0.5mg/ℓという結果はその半分であり、水質としては全く問題ないレベルまで改善した事が分かると思います。

もし赤錆対策をせずに配管を使い続けていたら、いずれ配管は赤錆閉塞でつまり、ひどい場合には配管の腐食によってネジ山の脱落が起こり漏水が発生してしまった事でしょう。

 

まとめ

NMRパイプテクター®は以上のように、クライスツ・カレッジの抱える赤錆問題を見事解決する事が出来ました。

もしお住まいの建物で配管の赤錆問題に悩まされているが、なかなか効果的な対策を打てずに困っている方などいらっしゃいましたら、お気軽に日本システム企画株式会社までお問い合わせくださいませ。
NMRパイプテクター®は、4,200棟(2020年3月現在)以上の建物で赤錆問題を解決してきた確かな実績があります。

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