はじめに
配管内部の赤錆発生防止装置であるNMRパイプテクター®は国内にとどまらず世界中の建物で採用され、赤錆問題を解決してきました。
特にイギリスでの導入実績は豊富で、バッキンガム宮殿、ウィンザー城、大英博物館をはじめ、ホテルや病院など200棟以上(2020年現在)の建物で導入されています。
今回は、そんなイギリスのミレニアムホテル・ロンドン・メイフェアでのNMRパイプテクター®導入事例をご紹介いたします。
歴史的な建築物であるミレニアムホテル・ロンドン・メイフェア
ミレニアムホテル・ロンドン・メイフェアはロンドンのメイフェアエリアにある5つ星の高級ホテルです。
18世紀にケンダル公爵夫人が住居として用いていた建物を転用しており、歴史的にも重要な建築物です。
イギリス・オランダ連合軍がナポレオン率いるフランス軍を破った「ワーテルローの戦い」では、ウェリントン公爵がまさにその場所で勝利を宣言しました。
「ワーテルローの戦い」は1815年に勃発し、ナポレオン戦争最後の戦闘となった戦いです。
ミレニアムホテル・ロンドン・メイフェアの現在
そんな歴史の証人ともいえる、ミレニアムホテル・ロンドン・メイフェアの建物ですが、世界的に有名なホテルチェーンであるヒルトンの手によって数百万ポンド(数億円)にも及ぶ大改装を経て、2019年にザ・ビルトモア・メイフェア(LXRホテルズ&リゾーツ)として生まれ変わります。
LXRホテルズ&リゾーツはヒルトンのホテルグループの中でも特別な地位を占めるブランドで、「宿泊客にその土地ならではの洗練されたラグジュアリーな体験を提供すること」をミッションとしており、ヨーロッパではこのザ・ビルトモア・メイフェア(旧:ミレニアムホテル・ロンドン・メイフェア)が初の出店となります。
歴史ある赤レンガの美しい外観もさることながら、英国を代表する観光地であるバッキンガム宮殿やナショナル・ギャラリー・ロンドンなどともアクセスが良く、そういった立地の良さが選ばれた理由でしょう。
このように、ミレニアムホテル・ロンドン・メイフェア(現:ザ・ビルトモア・メイフェア)はイギリスを代表する重要建築物です。
しかしながらその歴史の長さと相まって、空調温水配管では赤錆が発生しており、赤錆による腐食の進行度合いはとても深刻な状況でした。
次回は、ミレニアムホテル・ロンドン・メイフェアで発生していた赤錆問題をNMRパイプテクター®が見事解決した話を詳しくして行きたいと思います。