帝国劇場にも導入された優れた機能!NMRパイプテクター®-NMRPT-

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はじめに

帝国劇場でNMRパイプテクター®が導入された事例をご紹介する連載第2回目です。

前回は帝国劇場が建設された背景や、その歴史についてお話しさせて頂きました。

気になる方は是非、連載第1回をお読みくださいね。

『帝国劇場にも導入された優れた機能!NMRパイプテクター®-連載・第1回-』

今回は、そんな帝国劇場の配管事情についてご紹介します。

赤錆を黒錆に還元して配管を補強するNMRパイプテクター®

ビルなどの建築物には空調冷温水管や給水管など何種類もの配管が巡らされており、使用されていくうちに配管の内部には赤錆(あかさび)という錆が発生し、配管を浸食します。

この赤錆は水に溶け、鉄をボロボロに腐食していく性質を持つため、さまざまな配管の劣化問題を引き起こします。

たとえば赤水や赤錆閉塞、漏水や配管接合部のネジ山の脱落などのトラブルです。

そして、こうした「赤錆問題」を見事に解決してくれるのが、日本システム企画の「NMRパイプテクター®」なのです。

配管の劣化問題の解決策としてNMRパイプテクター®が多くのお客様に選ばれている理由は、その優れた機能にほかなりません。

ではいったい、どのようにして厄介な配管の劣化問題を解決してくれるのか、NMRパイプテクター®の仕組みをご紹介いたします。

前述の通り、配管内に付着した赤錆はさまざまなトラブルの原因となりますが、NMRパイプテクター®は、水の自由電子(水和電子)を利用することにより、配管内の赤錆を黒錆という別の物質に還元することができるのです。

この機能を利用して、赤錆による配管問題を解決するだけでなく、配管を更生し続けていくことができるというわけです。

驚くべき黒錆の性質

では、黒錆とはどんな物質なのでしょうか?

黒錆は水に溶けず、体積が赤錆の1/10以下という固い結晶で、鉄の表面に緻密な皮膜を形成することで鉄を赤錆腐食から守ることができます。

この性質を生かして、南部鉄瓶や中華鍋など鉄のコーティングに利用されているほか、はるか昔の奈良・平安時代の神社や寺の釘や蝶番にも使用され、何百年間も赤錆から鉄を守ってきました。

NMRパイプテクター®によって赤錆を黒錆に還元することで、水に溶け出していた赤錆が減少し赤水が止まります。

また、体積が小さいため、赤錆閉塞を改善させることもできます。

「わざわざ黒錆に還元しなくても赤錆を取り除けばいいのでは?」という意見があるかもしれませんが、実は従来の主な赤錆除去方法の配管洗浄では、赤錆を除去する際に配管自体が傷つき劣化してしまいます。

しかし、NMRパイプテクター®は、赤錆をより体積の小さな黒錆に変化させることで、「配管を傷つけることなく」「配管自体を強化しながら」赤錆閉塞を改善していくことができるのです。

さらに、NMRパイプテクター®を用いた配管更生の特長として挙げられるのが、効果の持続性です。

日常的な水の使用量(1人あたり約200~300L/日)があれば、NMRパイプテクター®の赤錆防止・更生効果は40年以上も持続されます。

これはつまり、現在使用している既存の配管を、建物の寿命まで延命して使い続けられるということです。

事実、配管の寿命を40年以上延命することができた事例が数多くあります。

また、NMRパイプテクター®は配管の外側に設置するだけで恒久的に雑菌の発生を抑え、ぬめりや腐敗物、水垢などの汚れを防ぐこともできます。

従来の赤錆除去方法である配管洗浄では、洗浄後2〜3年でぬめりや雑菌の繁殖が再発するため、3〜4年毎に洗浄を繰り返す必要がありました。

ですから洗浄のたびにコストがかかり、さらに配管洗浄は赤錆腐食した部分をそぎ落とすため、配管の劣化を早めてしまっていたのです。


以上、帝国劇場に導入されたNMRパイプテクター®についてご紹介させて頂きました。

次回はそんなNMRパイプテクター®が帝国劇場にて実際どのような成果をあげたかについてお話し致します。