はじめに
前回までは新宿の有名書店ビルディングがアスベストの問題で配管メンテナンスに頭を悩ませていたことについてお話しました。
今回はNMRパイプテクター®がその問題を解決し、設置後の効果検証でもその絶大な防錆効果を証明したお話しをご紹介致します。
ビルディングでのアスベスト除去に立ちはだかる問題
配管の老朽化対策の根本的な解決方法は配管更新ですので、通常であればダイダン株式会社は配管更新工事を提案したでしょう。
しかし、ビルディングはアスベストが施工されているため、必ずその除去作業が必要です。
それには大きなハードルがありました。
1つ目に周辺への影響です。
工事中にアスベストが飛散する危険があるため、周囲の建物への使用制限が必要です。
しかし、ビルディングは新宿の中心に位置するため、それは容易な事ではありません。
2つ目に、施設の休業期間の長さです。
>アスベストが施工されていない建物で配管更新を行うとしても、通常3~6ヶ月の施設休業が必要です。
ましてやビルディングはアスベスト除去作業が必要なため、休業期間はさらに延びます。
3つ目に、費用の問題です。
アスベスト処理費用は配管更新費用の2~3倍かかります。
アスベスト除去が不要な通常の配管更新工事でもその費用は高額ですので、ビルディングの場合、莫大な額となります。
アスベストによる問題を一挙に解決するNMRパイプテクター®-NMRPT-
NMRパイプテクター®は、1系統につき1つの装置を配管が露出している部分に取り付けるだけで設置が完了するため、そもそもアスベストの除去作業は不要です。
これで、先ほど挙げた3つの問題は一気に解決します。
様々なメリットを有するNMRパイプテクター®-NMRPT-
NMRパイプテクターは、さらに休業期間と費用面で大きなメリットがあります。
まず、休業期間は不要になります。
NMRパイプテクター®は、空調冷温水配管の外側に装着する装置なので設置工事中の断水は必要なく、通常の店舗営業を維持したまま配管の老朽化対策を行うことができるのです。
次に、費用を大幅に削減することができます。
NMRパイプテクター®の導入コストは、配管更新工事の5~10%で済みます。
このようにアスベストによる問題を一挙に解決するだけではなく、その他にも様々なメリットがあるため、ダイダン株式会社は配管更新の代替手段として、配管の外側に装着するだけで配管寿命を40年以上延長できる配管内赤錆防止装置NMRパイプテクター®を新宿の有名書店へ提案し、導入が決定しました。
設置後の効果検証
NMRパイプテクター®は設置後に必ず効果検証を行います。
ビルディングでは、配管を一部抜き取って調べる抜管検査が、設置から19ヶ月後に行われました。
結果は、配管内面の赤錆腐食は見られず、非常に良好な配管状態でした。
ビルディングは築56年ですが、竣工当時から使用されている空調冷温水配管は現在赤錆のトラブルもなく使用され続けています(2020年現在)。
一般的に配管は耐用年数を超えると指数関数的に赤錆による腐食が進みますので、耐用年数の2倍以上の期間中、全く赤錆のトラブルなく使用され続けているのは驚異的なことです。
まとめ
アスベストが施工された築後25年以上の建物の多くで配管のメンテナンスが必要になってきている現在、NMRパイプテクター®は配管更新の代替手段として期待されています。
配管のメンテナンスにお悩みのビルオーナーの皆様は、ぜひ一度ご検討下さい。
関連リンク
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