はじめに
NMRパイプテクター®が英国バッキンガム宮殿に設置された事例をご紹介する連載最終回です。
前回まではバッキンガム宮殿がNMRパイプテクター®の導入を決めた背景についてお話しさせて頂きました。
気になる方はぜひ前回連載をお読みくださいね!
連載最終回ではNMRパイプテクター®がバッキンガム宮殿でもたらした成果をご紹介いたします。
NMRパイプテクター®導入の成果
2007年1月。
いよいよバッキンガム宮殿にNMRパイプテクター®を設置します。
当時バッキンガム宮殿では空調温水配管と給湯配管に亜鉛メッキ鋼管を使用していましたが、赤錆による劣化のために、部分的に配管の更新をおこなっていました。
しかし、更新が済んだのは一部に過ぎず、問題解決には見通しが立っていない状況でした。
エリザベス女王の部屋用に設置してあるこれら配管内の循環温水は、赤錆により使い始めからしばらく赤茶色だったのです。
そのため、この赤茶色の水を透明にする事と、配管の延命を目的としてNMRパイプテクター®を導入しました。
設置前、空調温水配管の鉄分値は16.6㎎/ℓと非常に高く、配管内に赤錆が大量に発生していることは明らかでした。
しかしNMRパイプテクター®を設置し、24日後に再度検査をすると0.46㎎/ℓまで低下して基準値である1.0㎎/ℓをクリアしました。そして水の色も透明に変化していました。
また、給湯配管では設置前2.8㎎/ℓだったものが 24日後には0.018㎎/ℓと水質基準値である0.2㎎/ℓを大幅にクリア、水の色も透明になりNMRパイプテクター®はその高い赤錆防止性能を遺憾なく発揮しました。
NMRパイプテクター®だからこそ解決できた問題
バッキンガム宮殿は2017年から2027年まで予定の大規模な改修工事に入りました。
ボイラーや一部配管の更新などもありますが、主に電気系統を中心としたものです。
大規模な改装ではありますが、宮殿全体の設備から考えれば、その一部に過ぎません。
しかし、総額4億ポンド(日本円で550億円相当)近い費用がかかります。
バッキンガム宮殿には775もの部屋があり、20mもの長さのあるスローン・ルーム(謁見室)や515mもの長い廊下があるなど、1部屋・1施設ごとの広さも想像以上のものです。
NMRパイプテクター®を導入せずに配管の更新を続けていれば問題解決に時間がかかる上に相当の費用がかかったことでしょう。
NMRパイプテクター®はコストパフォーマンスに優れた製品で、配管更新をする場合、例えばマンションであれば1戸あたり60~100万円程の費用が掛りますが、NMRパイプテクター®では、その5分の1~10分の1まで費用を削減する事ができるのです。
また女王陛下の部屋周辺には、安全保障上の問題が立ちふさがります。
工事関係者であっても原則立ち入り禁止のため、安易に工事に踏み切れないのです。
この問題もNMRパイプテクター®は難なく解決してしまいました。
女王陛下の部屋周辺に業者が立ち入る必要はなく、工事の騒音で困らせることもありません。
実にスマートです。
世界に誇る英国王室に合った解決手段だったのではないでしょうか。
まとめ
バッキンガム宮殿のように国賓クラスのお客様をもてなすことはなくても、ゲストに心地よく過ごしてもらうためには水回りも安心できる環境にしたいものです。
NMRパイプテクター®ならバッキンガム宮殿の事例のように、スマートに、そしてリーズナブルに問題を解消できます。
赤水・赤錆に心当たりのある方は一度検討してみてはいかがでしょうか。
関連情報
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