NMRパイプテクター®-NMRPT-のバッキンガム宮殿への導入事例

イメージ画像 by Jean Carlo Emer on Unsplash

はじめに

NMRパイプテクター®がバッキンガム宮殿に設置された事例をご紹介する連載第2回目です。

前回はバッキンガム宮殿の成り立ちについてお話しさせて頂きました。

バッキンガム宮殿は英国皇室の正式な住居で、エリザベス女王の現在の住まいです。

気になる方はぜひ連載第1回をお読みくださいね!

それでは早速、バッキンガム宮殿にNMRパイプテクター®の導入が決まった背景をご紹介いたします。

バッキンガム宮殿のもう1つの役割

バッキンガム宮殿には800名にも及ぶスタッフが勤務していますが、それには理由があります。

宮殿内には女王のプライベートルームの他に執務室や接見室、王室庁の事務本部、美術館、舞踏会場などもあり、公式業務を執り行う場としても使用しているからです。

なかでも重要なのが王室の式典や祝賀会、国家行事、晩餐会などに使用し、迎賓館として諸外国の賓客をおもてなしする役割です。

年間の招待客数は4万人にも上るといいます。

王室権威の象徴の場でもあるといえるでしょう。

諸外国の首脳陣や各分野の権威、著名人などをもてなし、時には宿泊にも使用するバッキンガム宮殿。

そんな場所で水道管から赤水が流れてきたらどんな印象をもたれるでしょうか。

賓客も浴室やトイレなど、水場を利用する機会は少なからずあるはずです。

英国王室の、しかも女王の宮殿でありながら赤水が出るというのは、決して外聞のよいものではありません。

しかし残念なことに、バッキンガム宮殿では赤錆の被害に悩まされていました。

では、どのような経緯でNMRパイプテクター®導入に至ったのでしょうか。

NMRパイプテクター®導入の経緯

バッキンガム宮殿がNMRパイプテクター®を導入したきっかけは、老舗百貨店ハロッズ・デパートでした。

チャールズ・チャップリンやローレンス・オリヴィエ、ヴィヴィアン・リーなど数々の著名人が上顧客として利用してきた英国を代表するデパートで、王室御用達でもあります。

日本の三越百貨店(現・三越伊勢丹ホールディングス)はハロッズをモデルに誕生したといわれています。

2006年3月、ハロッズの客用トイレで赤水が出ます。

給湯配管の赤錆が原因でした。

対策として急遽NMRパイプテクター®を導入します。

その結果は顕著で、効果検証でも新たな赤錆が発生していないことを証明、約1.5ヶ月後には赤水の発生は完全に停止しました。

この結果を受けたハロッズの役員は、同じく赤錆の問題を抱えていたウィンザー城へNMRパイプテクター®を紹介します。

ウィンザー城はイギリス南東部に位置し、現在も使用している城のなかで最も古い世界最大級の居城です。

ヴィクトリア女王の治世では、迎賓館としても使っていました。

ウィンザー城では2006年11月に問題のあった給湯設備にNMRパイプテクター®を設置、赤茶色だった湯水は42日後には透明なものへと変わり検証を終了します。

実はこの給湯設備があったのが、毎週末エリザベス女王陛下が滞在するクイーンズタワーでした。

このような背景があり、NMRパイプテクター®は同じく赤錆問題が発生していたバッキンガム宮殿へ導入することになりました。


以上、英国女王の居城・バッキンガム宮殿がNMRパイプテクター®の導入を決めた背景についてご紹介させて頂きました。

次回は導入されたNMRパイプテクター®がもたらした成果についてお話いたします!

引き続きお楽しみください。