NMRパイプテクターが2020年の防錆技術世界トップ10に選ばれました!

マニュファクチャリング・テクノロジー・インサイト(2020年3月12日)
マニュファクチャリング・テクノロジー・インサイト(2020年3月12日)

当社の製品「NMRパイプテクター®」が2020年の防錆技術世界トップ10に選ばれ、米国製造技術誌「MANUFACTURING TECHNOLOGY INSIGHTS」にて掲載されました。

~和訳~

日本システム企画株式会社~腐食劣化のない配管を実現~

「NMRパイプテクターは外部電源や防錆剤を使わず、配管内の赤錆劣化、さらにはバクテリア問題も解決します。環境に優しい製品なんです」

観光客で賑わいを見せるロンドンから、耳よりな知らせが届いた。 歴史的な博物館や壮麗な宮殿から、かの著名なロンドン・アイに至るまで、この街には観光スポットが目白押しだ。 観光客だけではない。見事な博物館や宮殿の数々は、地元の人たちにも長年愛されてきた。そのかたわら、そのような大きな建物を維持するには、水面下で多大な労力を要する。ロンドンの博物館を象徴する大英博物館もその一つだ。 ロンドンにある博物館といえば誰もが思い浮かべるだろう大英博物館は、260年の古い歴史をもつ。しかし、この博物館は年々、空調温水配管のなかに赤錆ヘドロが溜まるようになった。配管内の腐食した部分に穴が開き、そこから漏れる赤く濁った水で美術品が汚れる恐れがあったのだ。 博物館の運営陣は、配管を守り、確実に問題を解決する手を急ぎ打つ必要があった。

 そこで注目されたのが、日本システム企画社の開発する製品。1988年に防錆装置のメーカーとして設立して以来、日本システム企画は世界で類を見ない独自の技術「NMRパイプテクター®」を製造販売してきた。製品寿命を通じてランニングコストがゼロで、赤錆の生じた配管からの漏水などの問題を解決し、配管の保護延命を達成するというものだ。 大英博物館にも、赤錆腐食からの保護延命を目的とし、空調温水配管に「NMRパイプテクター®」PT-250DSが設置された。設置前は20 ㎎/ℓだった水中の鉄分値が、設置後1週間で12.2 ㎎/ℓに下がり、5週間後にはちょうど測定限界値の 0.2 ㎎/ℓまで減少するに至った。 日本システム企画は設立以来多くの成功事例を収めており、今後も水配管内の赤錆による腐食問題を、革新的といえる自社の防錆装置で解決していく。 現在、「NMRパイプテクター®」の輝かしい設置実績は全世界で4,100件を超えた。大英博物館をはじめ、ロンドンの由緒正しい有名な建物もその一部だ。 同社を成功に導いているのは、すべての業務の舵を取る代表取締役 社長の熊野 活行氏。

熊野社長は、革命的な技術である「NMRパイプテクター®」の発明者として、配管業界がこれまでに配管、特に空調冷温水配管内の赤錆腐食に由来する問題に対処しようと試みたやり方とは、まったく異なる方法を提案した。 赤錆問題の解決策である「NMRパイプテクター®」は、配管内にすでに生じた赤錆(水酸化鉄)を黒錆(マグネタイト)に変え、水配管の寿命を少なくとも40年は延命する。 「NMRパイプテクターは外部電源や防錆剤を使わず、配管内の赤錆劣化、さらにはバクテリア問題も解決します。環境に優しい製品なんです」と語るのは、日本システム企画イギリス支店の専務取締役であるピーター・ゴスリング氏。 製品の特徴はそれだけではない。配管内の異種金属接続部に電位差腐食が生じるのを防ぎ、40年という耐用年数のあいだ、ランニングコストは一切かからない。 今後、日本システム企画はアメリカやヨーロッパ諸国の公共施設、メンテナンス市場への参入を目指す。 質の高い技術を社会に提供し、地球規模で環境の改善に努める日本システム企画に、世界が注目する。

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