はじめに
連載マンションの資産価値向上に貢献!「NMRパイプテクター®」でご紹介致しました「コスモ梶が谷ル・セーヌ」では主に塩化ビニルライニング鋼管(VLP)が使用されていました。
塩化ビニルライニング鋼管(VLP)は、どのような建物に使われ、どのような特徴があるのでしょうか。
具体的な内容を知って、住宅選びや配管メンテナンスを効率化したいという方もいるでしょう。
この連載では、塩化ビニルライニング鋼管(VLP)の概要と特徴を紹介します。
NMRパイプテクター®についてもあらためて解説するので、ぜひ参考にしてください。
塩化ビニルライニング鋼管(VLP)とは
塩化ビニルライニング鋼管(VLP)とは、塩化ビニルで内部コーティングしている配管のことです。
耐久性と防食性に優れており、今日ではほとんどの建築物の給水・排水管に使用されています。
一方で建物の空調用冷温水配管には、亜鉛メッキ鋼管というものが使用されている事が多く、塩化ビニルライニング鋼管(VLP)の使用はほとんどみられません。
VLPの特徴:耐用年数は20年前後
塩化ビニルライニング鋼管(VLP)は、配管とメーターやバルブ等との接合部のネジ山が赤錆劣化しやすく、20年前後で取り替える必要があります。
そのまま放置すると、水漏れが起きたり、蛇口からの水の出が悪くなったりするので注意しましょう。
特にメーターやバルブ周りは、異なる金属同士が接合し電気的な特性(部分電池)による電食が生じるため、赤錆が発生し、配管内の容積低下(赤錆閉塞と言います)及び赤錆によるネジ山の脱落などが発生します。
VLPの特徴:メンテナンスコスト
20年以上使用されている塩化ビニルライニング鋼管(VLP)は、ほとんどの場合エルボ部等の継手部で赤錆が発生しています。
そのため耐用年数に近くなると配管のライニング工事(配管の内側を特別な塗料でコーティングする更生工事)などのメンテナンスが必要になります。
一方でライニング工事は、30戸のマンションの場合、1戸あたり約30万円ほどの費用がかかります。つまり建物全体では1,000万円ほどの負担になるのです。
さらにライニング工事の場合、7~10 年後に必ず再度赤錆が発生する為、今度は配管の取り替え工事を行わなくてはなりません。
配管の取り替え工事は、中古マンションで1戸あたり60万円~100万円もの費用が必要になるばかりでなく、工事中は断水なども必要となり、生活・施設運営への悪影響も大きくなります。
塩化ビニルライニング鋼管(VLP)のデメリット
塩化ビニルライニング鋼管(VLP)は、耐久性と直管部の防食性に優れた配管です。
従来の亜鉛メッキ鋼管よりはるかに性能が優れています。
しかしメンテナンスコストが高く、設置後数十年で継手部の赤錆による水漏れ対策などを行わなくてはなりません。
多くの場合、二十年も経つと、配管内の閉塞や水漏れ、水道水の品質低下などが発生します。
しかし、NMRパイプテクター®なら、塩化ビニルライニング鋼管(VLP)のこうしたデメリットを解消してくれます。
NMRパイプテクター®とは
NMRパイプテクター®とは、日本システム企画株式会社が独自に開発した配管更正装置です。
ライニング工事などの更生工事とは異なり、断水することなく、設置工事を行えます。
NMRパイプテクター®の仕組み
NMRパイプテクター®は、配管内に蓄積した赤錆を、配管を強化する効果のある黒錆に変換してくれます。
赤錆を黒錆化する事で、塩化ビニルライニング鋼管(VLP)のデメリット(赤錆による腐食やネジ山の脱落など)の発生を防ぎます。
NMRパイプテクター®を導入することで、配管の寿命は40年以上延びると言われています。
NMRパイプテクター®のメリット
NMRパイプテクター®を選択することには、さまざまなメリットがあります。代表的なものは、以下の通りです。
- 配管のメンテナンスコストを抑えられる
- 施設運営を止めることなく導入できる
- 業界で唯一効果保証がある
NMRパイプテクター®の導入は、通常の配管更新(取り替え工事)の1/5~1/10ほどのコストで行う事が出来ます。
例えば大規模な配管取り替え工事では、1億円~2億円ほどの費用がかかることも珍しくありません。
NMRパイプテクター®なら、その規模でも2,000万円前後までコストを抑えられる可能性があります。
また、保守・点検の必要がなく、ランニングコストも発生しません。
配管の外側に設置するものなので、断水もなく、施設運営を止める必要がないのです!
次回はNMRパイプテクター®の魅力の一つである業界唯一の効果保証についてご紹介いたします。
引き続きどうぞお楽しみください。